【第5期】2017年11月29日のゼミ日誌
今回の日誌当番は、松浦さんです。
===ここから===
今日は前田君の担当箇所の30章の途中から始まりました。
ムーアハウスにしばらく滞在することが決まったジェインが今後どうなっていくのか、というところがメインになってくるところです。
30章から33章までやって、私が印象に残ったところをいくつか挙げていきます。
31章の所で話した、セント・ジョンの苦悩から見えてくるセント・ジョンの人間性が私は印象に残りました。
It is hard work to control ~ and I leave Europe for the east.
ここから、本来は芸術家や作家などの生き方にあこがれていた、ということ、牧師になりたくてなったわけではなかった。ということを知って、一見クールに見えるセント・ジョンだけど、内には熱い情熱を秘めているということを知って、セント・ジョンの以外な一面に触れることが出来た感覚になったので印象に残っています。
そして、もう一つ印象に残ったことは、32章のジェインがセント・ジョンからミス・オリヴァーの肖像画を描いてほしいとうい願いに喜ぶジェインの場面です。
“With pleasure,” I replied; and I felt a thrill of artist-delight at the idea of copying from so perfect and radiant a model.
当時画家は男性の仕事であったが、セント・ジョンから頼まれたことで、画家として求められていることに喜びを感じているジェインが私は印象的でした。
自立し、自由を掴むことを求めているジェインにとって、認められることほどうれしいことはなかったのだろうな、と感じました。
今回の授業でジェイン・エアを深く読む、ことは一区切り付きました。
これからは全体像についての発表があるので、そこに向けてしっかり考えて、良い発表が出来るように頑張っていきます。
===ここまで===
『ジェイン・エア』は授業の中で全体を読む時間は取れず、ジェインの人生が最も盛り上がっている?と思われるところだけをみんなで読みました。それでも、考えさせられるところや、発見が多く、私自身、濃い作品だなあと再認識した次第でした。みなさんそれぞれの発表を楽しみにしています。