2013年5月29日のゼミ日誌(第2期)

今回の日誌当番は長坂さんです。


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5月29日のゼミは、ChapterⅣを読み進めました。舞踏会後のジェーンとエリザベスの会話が中心です。
ビングリー氏はハンサムで気さくで感じの良い人だと褒めるジェーンにエリザベスも同意します。P17 L2からの二人のやりとりから、控えめなジェーンは妹に対しては素直に発言できていて、エリザベスは姉のことを「ビングリーさんがまたダンスを申し込んだのはあたりまえ」というほど、立派な女性と認めていて、とても仲の良い姉妹だとわかります。


しかし、二人の性格の違いも表れていました。良いところ見つけて大抵の人は好きになれるけれど、悪いところには気がつかない、悪口を言わないのがジェーン。好意を抱いているビングリー氏のことはもちろん、ミス・ビングリーやハースト夫人も楽しい人たちだと好感を持っています。一方、エリザベスは物事を一歩引いて見ている節があり、必ずしもいいことばかり言っているわけではありません。伝統的な物の見方では、「観察される」対象……つまりジェーンの方が女らしいとされ、逆に「観察する」側になるエリザベスの方は女らしくないとされているようです。


TOEICによく出る表現については、この章の最初に出てくる、「the former~(the latter)」や過去完了、P17 L14 の「be apt to~」など。単語については意味がわからないものや、米印の注があるものがどう訳せばいいのかわからないときがあるので、しっかりと覚えたいと思います。


《感想》
“I never saw such happy manners! --so much ease, with such perfect good-breeding!”と、ジェーンが本当に楽しそうにビングリー氏のことを話すところで、私も思わず嬉しくなりました。こういう純粋な女性だとけっこう前向きに結婚できそうですね。ところで、ベネット家の長女である彼女は今までどのくらい舞踏会に参加してきたのだろうか?と疑問に思いました。独身の人にとって舞踏会は結婚相手を探す場所だったと聞いていたので。ベネット夫人は娘たちを良い家に嫁がせたいという願望が強い人ですが、ロングボーンだとビングリー氏くらいの人が近所にいてお近づきになったり、舞踏会を開いたりというのがあまりなさそうですよね。


それと、「エリザベスはものごとをよく観察しているが、ダーシーに関しては観察眼を働かせていないのでは?」ということを先生が言っていましたが、なるほどなぁと思いました。最初にマイナスのイメージがあった方がかえって気になるし、良い面を見つけた時にとても光って見えますからね!今も昔もこういう恋愛の感覚っていうのは変わらないのだなぁとも思いました。


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ベネット氏も(作者のオースティンも?)お気に入りはエリザベスのようですが、ジェインは素直で優しくて性格的に可愛いですよね。(仮に美人でなかったとしても)もてるタイプ?