2013年7月16日のゼミ日誌(第2期)

今回の日誌当番は大井さんです。

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今回のゼミは、前回に引き続き、プレゼンテーションでした。
三週間ぶりのゼミ、新鮮な感じがしました!!
最後のトリを飾るのは加藤さん!
発表内容は「ジェイン・オースティンの手紙」についてでした。

当時の国民にとって、遠くの相手に確実に手紙を届けることができる郵便技術は画期的だったこと、そして手紙をたった1通送るのに、数万円というお金がかかったことに、今では当たり前になった郵便制度がいかにありがたいものかを再確認できました!

料金を押さえるために、文字が縦横無尽に書き巡らされた「クロスト・レター」と呼ばれる書き方が誕生したと知り、読みにくいでしょ!と思いつつも、それだけ伝えたいこともあったんだなと感じました。

また、オースティンは姉に宛てて書いた手紙のなかで、買い物のこと、恋愛話、人の噂と今の女の子たちが手紙やメールで交わす内容と似たような話題で盛り上がっていたことに、オースティンに対する親しみを感じました。今も昔も、女の子たちの話題は共通なんですね!
ただ、姉からオースティンに宛てた手紙が残っておらず、姉が自分の判断で捨ててしまったのでは?と知り、きっとオースティンにとっては大事なものだったと思うので、残しておいてほしかったな、と感じました。

作品はかしこまって書くけれど、手紙はその人の性格がより自然に表れるので、手紙から知る無邪気なオースティンが、女の子らしくてかわいかったです。小説では皮肉っぽい一面が強かったぶん、印象的でした。

今回が前期最後の授業でしたが、今までのみんなの発表からたくさんの発見がありました。プレゼンテーションは緊張するけれど、他人の観点に触れることができるので、楽しさも大きかったです。
レポートの提出を忘れずに、8月7日の補講、飲み会も楽しみたいです!

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実物は読みにくいオースティンの手紙が簡単に読めるようになって、ありがたい時代です。そう言えば、2016年か2017年に、オースティンの肖像が(イギリスの)10ポンド紙幣に載るらしいですよ。オースティンは自分の手紙が200年くらい後の日本人に読まれるとも、自分の肖像が紙幣に載るとも想像してなかったはずですよね。