10月1日のゼミブログ(第3期)

今回の日誌当番は今井さんです。

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後期に入り最初の授業でした。授業内容はこれから学ぶ『マイ・フェア・レディ』のDVD鑑賞でした。授業が始まる前皆が夏休みのお土産を持ってきているのに私と阿部さんがお土産を持ってきてないことに焦り顔を合わせていました。すいません。

DVDの『マイ・フェア・レディ』を途中までですが鑑賞した感想を書きます。内容自体は今のところ、あまり原作と変わらなかったと思います。ただいきなりリズミカルになったことにビックリしました。役者たちが歌いだしたときは、楽しくなりました。映画の内容も面白くて聞きやすかったです。

映画の中で自国の言葉の発音が汚いことに対して、あんなにも指摘する人は今でもイギリスにいるのか、また、イギリスだけじゃなく日本にも、もし、日本語の発音が汚いとまではいかないと思いますが、悪い人がいたら指摘する人はいるのかが少し気になりました。そして、英語の場合母音だけが汚くても、全然言葉が伝わらないので改めて英語の発音の難しさと大切さに気づかされました。

映画中で、花売りの女性が銀貨を貰って、お金を手に入れた時お金持ちになったことに対して、周りの人たちの対応が変わったことで、お金の有無がどれだけ人の立ち位置や格差を表しているのかが、よくわかりました。また、言葉をしつけ直し立派にさせれると言った言葉に乗って住み込みで言葉を治すという根拠も格差や身分に関係しているものだと思いました。身分や格差に関してはイギリス社会の中でどうしてもできてしまうもので、その身分や格差は親だけではなく子どもにも影響してしまうので、少しでも身分が上の人に親がこれなら仕方がないとなるのは一生懸命働いている子どもからしたら、悲しくてつらい気持ちだと思います。『マイ・フェア・レディ』の花売りの女性も自分自身は普通の女性だと言っていても、言葉の汚さから教育を受けていないかのように扱われてしまいます。そういった現状からどうにかするためにも言葉を教わり直し、母音の発音から練習しないと、他の単語の発音も変わるのだとわかりました。DVDの最後のほうで連呼していた"wait"はその強調かとも思いました。最初なんて言っているのかわからなくて、先生が後で"wait"って言ってくれたことで理解しました。

次回のゼミで後半を見て(見切れるかわからないけど)原作とどう変わっていくのかが楽しみです。

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ピグマリオン』を読まずに映画『マイ・フェア・レディ』を観ると、こんなもんかなあ、という感じなのですが、『ピグマリオン』を読んでからこの映画を観ると、びっくりするポイントがいくつかあるのですよね。私は高校の音楽の時間にこの映画を観て、"I could have danced all night♪"をテストで歌ったものです。