10月9日のゼミ日誌(第2期)

今回の日誌当番は土居さんです。

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今日は前回の続きで卒研の進歩状況報告会と後期のNever Let Me Goの続きをしました。

まず前半は加藤さん、長坂さん、菅野さんが卒研の発表をしました。テーマはそれぞれ、『高慢と偏見』に見られる結婚の意義ーエリザベスとダーシーは何故結婚したのか、普通のヒトではない登場人物たちが「なぜ人間らしく見えるのか」、『高慢と偏見』から見る18世紀イギリスの時代背景と結婚観です。

どれも興味のある内容で聞きたいと思ったし、『高慢と偏見』は去年読んでストーリーも分かるし卒研発表会が楽しみになりました。でもそれと同時にまだまだ先と思っていた卒研が近づいてきて、まだ何も書き始めていないことにとても焦りを感じました(*_*)早く文献も集めて近日中に書き始めようと思います。

後半は第16章から第19章までそれぞれ担当者がNever Let Me Goの発表を行いました。

第16章の大井さんの発表では、ルースがテープを見つけた場面で、自分の探し物(ポジブル)は見つからなかったが、キャシーの探し物(カセットテープ)は見つかったということを書いていて、これはコピー(=カセットテープ)だけど、トミーが見つけてくれたことで付加価値がつくから、コピーだってスペシャルであるという意味だと知りました。

第17章の加藤さんの発表では、「3人」を強調するルースの発言が気になりました。P196の‘You're really one of us[…]'がその例です。またこの章は、なぜキャシーが介護人になる決心をしたのかという理由が書かれてある大事な章です。私もいらいらするような人間関係が崩れた中にはいたくないので、そこから離れる決断をしたキャシーの気持ちはとても分かります。

第18章の菅野さんの発表では、「原点回帰」という言葉が強く印象に残りました。原点回帰というと少しピンと来なかったけど、母校がなくなったり、昔住んでた家に誰かが住んでいると少し寂しくなるような気持ちと一緒なのではないのかなと思います。それに私は地元といういざとなったら帰れる場所があるから、今ここで頑張れているので、そういう原点というものは必要なのではないかと思います。またそのように考えると、先生の「原点があるのとないのでは全然違う」という言葉がよく分かりました。

第19章は私の担当でした。みんなに比べたら少し感情論になってしまったのですが、恋愛関係で登場する男たちは単純というか頼りないし騙されやすい人が多そうなのが個人的な意見です。私は卒研ではロミジュリをするので、ロミオの単純な所や頼りなさについても追及してみたいと思います(笑)
次回は第18章、第19章についての先生やみんなの見解が聞けるので楽しみです。

===ここまで===

久しぶりにNever Let Me Goをみんなで読みましたが、みなさんとこうやって意見交換できるのもあと数か月と思うと、寂しいですね。卒業研究の完成はとても楽しみにしています。