10月8日のゼミ日誌(第3期)

今回の日誌当番は宇都宮さんです。

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今回のゼミはまず前半に、今後行うディスカッションの役割分担を決めました。私は今井さんとペアで ”結婚観(恋愛観)、女性観、階級や社会の描き方における『高慢と偏見』との違いは何か” について考察することになりました。ちょうど前期の授業で、私たちは『高慢と偏見』の結婚観について考察したので、その内容を思い出しながら比較していけたらと思います。

後半は前回に引き続き、『My Fair Lady』の映画の続きを鑑賞しました。イライザが”H”の発音を正しくするために、ロウソクの火を使って練習させている場面では、”なるほど〜!”と一人で感心してしまいました。ただ、ビー玉を何個も口に含ませて発音させるのはさすがに、、、(笑)その後、数ヶ月の特訓の途中経過を見せるべく訪れたパーティーでは、イライザは教わった通りに発言し、何事もなく順調に進むと思われましたが、途中からついボロが出てしまい特訓成果のお披露目は失敗に終わってしまいました。しかし、そんな彼女に惹かれた男性、フレディ。後日、彼が花束を持ってイライザを訪れる場面では、会えないと言われてもずっと待っていると断言し、屋敷の前では彼女と同じ空間(町)にいれることにすら幸せを感じている様子から、あの短時間のパーティーでどれだけイライザに惹かれてしまったのかが伺われました。あんなに一人の人から想ってもらえるなんてイライザは幸せ者だと思います。原作では今後2人がどうなっていくのか「後日譚」に書かれてあったので結末は知っているものの、映画ではどのように描かれているのか楽しみです。

その数ヶ月後、イライザはロンドンの社交界に参加します。社交界の様子を見ていて、やっぱり女性のドレスはどれも個性的で魅力があるなと改めて思いました。この日のために特訓を受けてきたイライザですが、以前とは比べものにならないほど素晴らしい公爵夫人になっていました。ただ、大使夫人に目をつけられネポマックにイライザを探るよう頼んでからは、本性がバレないかこっちまでヒヤヒヤものでした(笑)

来週のゼミはお休みなので次回の授業は2週間後…早く続きが見たいです。

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Pygmalionには、宇都宮さんが書いている通り、「後日譚」があって、イライザがその後どうなるのかはそこで分かるわけですが、戯曲なのに、実際には上演されない「後日譚」があるというのが、そもそも変ですよね。映画My Fair Ladyはストーリーに加えて、社交界の人たちのドレスのきらびやかさが印象的ですね。私個人としては、アスコット競馬場の場面が好きです。