【第4期】2017年4月13日のゼミ日誌

今回の日誌当番は林さんです。

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4回生になり、初めての授業ということで、卒業研究構想発表会をしました。

○石川さん「シェイクスピア作品からみる恋愛観」

日本でも知名度の高い『ロミオとジュリエット』をはじめ、『ハムレット』『オセロ―』『リア王』『マクベス』の話の中の恋愛観についてみていく。それぞれの作品を時期、ジャンルという点で分け、それぞれで描かれている恋愛観、特徴を考察する。

どんな計画で進めていくのか、最後まで考えられており、きちんとまとまった研究になりそうだと思いました。『ヴェニスの商人』のお話を肉をそぎ落とす話と勘違いしていたというコメントが個人的にとても好きでした。


○藤井さん「ジェイン・オースティンの結婚に対する考え方〜『高慢と偏見』より〜」

ジェイン・オースティンは41歳という短い生涯で6作品を書いており、うち1作品は匿名で出版していた。『高慢と偏見』を書いた時代、女性にとって結婚は生きるための手段だった。話の中の4組の結婚をそれぞれまとめていた。オースティンは結婚に対して、結婚の愛は、打算、性愛ではなく感謝を基盤にしたものでなければならないと主張している。

すでにある程度まとめられていました。4組の結婚をまとめていましたが、リディアとウィッカムの駆け落ち婚について言うと、駆け落ちをするように誘ったウィッカムを私は許せません。


○林「ジェイン・オースティン作品から学ぶマナー」

就活でマナーを意識するようになり、この題にした。紹介、ダンス、服装、結婚についてのマナーについて発表した。マナーを守ることは、その階級にふさわしいかどうかを示していると考えた。次は、オースティンがマナーについてどう考えているかを考察したい。

当時の人がどのマナーに厳しく、緩かったのか気になるとのコメントをいただきました。


○星加さん「嵐が丘における愛と憎しみ」

作者エミリ・ブロンテの生い立ちについて、『嵐が丘』のあらすじについて、ジプシーについて発表した。今後は、作中で識字率の差別があるので、識字率について調べ、民族や階級についての差別意識についてまとめる。

途中まで愛憎関係についてまとめ、途中から差別意識へ変更するというアイデアが良いと思いました。

読んでいない本もあるので、発表の内容をすべて理解するのは難しそうですが、皆さんの発表を聞くのはとても楽しいです。次回の発表も楽しみです。


===ここまで===

就職活動と並行して卒業研究を行うのは大変ですが、やっている途中は辛くても得難い経験になるはず! みなさんの踏ん張りに期待しています。