【第5期】2017年7月12日のゼミ日誌

今回の日誌当番は村上さんです。

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今週と来週のゼミは後期の演習Ⅱに読みたい作品のプレゼン発表です。

今週は前田君、矢原さん、私村上の発表でした。

前田君と矢原さんは前期に読んだ『高慢と偏見』、私は『説得』を選びました。

まず、前田君の『高慢と偏見』についての発表は今までに細かく読み進めた第10章以降の簡単なあらすじ、そして登場人物のそれぞれの行動や結婚について、また、人によって登場人物の印象は変わるので、それらの違いを共有しながら読み進めたいという考えからの発表でした。

矢原さんの『高慢と偏見』についての発表は、この作品から知りたいこと、注目したいポイント、第10章以降の簡単なあらすじ、そして出来上がった4組の夫婦についてでした。2人は同じ作品を選んでいましたが、それぞれ考えや注目ポイントも全く違っていました。

一方で、私は『説得』という作品を選びました。『高慢と偏見』も『説得』もジェイン・オースティンの作品です。実は私も『高慢と偏見』を選ぼうとしたのですが、他のジェイン・オースティンの作品も読んでみたいという思いからこの作品を選びました。『説得』はジェイン・オースティンの最後の作品です。『高慢と偏見』のヒロインであるエリザベス、そして『説得』のヒロインであるアン、この2人は性格が正反対で、行動的なエリザベスに対し、アンはかなりおとなしめのヒロインとして描かれています。前期に読んだ『高慢と偏見』との相違点を見つけながら『説得』を読むのもいいと思い、私はこの作品を選びました。

来週は羽藤さん、松浦さん、石田さんの発表です。羽藤さんと松浦さんは『ジェイン・エア』、石田さんは『日の名残り』を選んでいます。今週はジェイン・オースティン特集でしたが、来週からは作者が変わってくるので、更にプレゼン発表を聞くのが楽しみです。

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それぞれの主張がとても納得できるので、既に選ぶのが難しいですね。全員の発表を聞いてから、よくよく考えましょう。