【第4期】2018年1月18日のゼミ日誌

今回の日誌当番は、横垣さんです。

===

とうとう最後のゼミになってしまいました。最後も前回と同じく卒業研究についての発表でした。

藤井さん 「結婚に対するジェイン・オースティンの考え」

高慢と偏見』で出てくる登場人物の結婚の違いについて発表していました。18世紀までの結婚は親が主導を握り打算的な結婚が多く、自分の気持ちよりも経済的なことを考えて結婚をする人がほとんどでした。それが主流の中で、駆け落ち婚をしたリディア・ベネットとジョージ・ウィッカムは経済的に裕福ではなかったかもしれませんが、女性が少しは憧れる結婚なのではないかと思いました。エリザベス・ベネットとフィツウィリアム・ダーシーは今の時代から見てもとても素敵な結婚で憧れます。


伊藤さん 「『大いなる遺産』が書かれた時代の結婚」

ヴィクトリア時代は生活をするために結婚し、女性は家庭の天使として男性を支えるのが当たり前の時代で、現代とは結婚のスタイルが違います。その中で、ジョーとミセス・ジョー夫妻は、妻の方が権力が強く一見愛情がなさそうに見えますが、ジョーが陰で優しく支えていて、とても微笑ましい夫婦だと思いました。また、この時代に女性が働くことはほぼないですが、そんな時代に働かなければならなかった女性はどんな気持ちだったんだろうと思います。


三河さん 「Never let me goにおける子供時代」

ヘールシャムは、クローン人間を育成する学校の中で1番恵まれた環境であることは間違いないと思いますが、特定の存在がいなかったため、やはり寂しい思いをして育った結果、不安定な愛着スタイルが形成されてしまったんだと思いました。子供時代によって、将来の性格や考え方が決まってしまうと考えると、子供を育てることはとても大変なことなんだなあと思いました。


約1年半のゼミ、皆さんお疲れ様でした。就職活動や卒業研究と同時進行のゼミ活動は、大変な時もあったと思いますが、終わってみればあっという間で、今は達成感でいっぱいです。約1年半、一緒に頑張ってきたゼミの皆さん、そして矢次先生、本当にありがとうございました。学生最後の懇親会は、盛り上がりましょう!!!

===

本当にあっという間の1年半でした。4月からもゼミが続くような、不思議な感じです。みなさん、本当にありがとうございます。懇親会でお話するのを楽しみにしています。