2012年9月26日のゼミ日誌

ゼミ日誌を本格開始。今回の当番は*わい*さん。この後期はディケンズの『デイヴィッド・コパフィールド』を読みます。


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資料1 ディケンズ年譜:ディケンズの人生と同時代の政治・経済についての解説
資料2 『デイヴィッド・コパフィールド』のパロディ小説の紹介
  1)サリンジャーキャッチャー・イン・ザ・ライ村上春樹訳、白水社、2006
  2)サルマン・ラシュディ『真夜中の子供たち』寺門泰彦訳、早川書房、1989


『デイヴィッド・コパフィールド』について


序文
チャールズ・ディケンズ版(1867年)への序文


第1章 ぼくは生まれる
主な登場人物:クレアラ(母)、ミス・ベッツィー(大伯母)、ペゴティー(召使)


ポイント:デイヴィッドは父の死後生まれた。母は若くして年齢が倍ほどの父と結婚して子供もうけたがまるで赤ん坊のように幼かった。父の伯母であるミス・ベッツィーは過去に不幸な結婚を経験し現在は一人で暮らしている。生まれてくる子供は女の子でないと認めないと、デイヴィッドの誕生後去って行った。


<感想>
『デイヴィッド・コパフィールド』には面白いキャラクターがテンコ盛り! その中でもミス・ベッツィーの徹底したマイペースぶりと、ミスター・ミコーバーの脳天気な生き方が気になります。


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資料1については、私の言葉不足でしたが、『デイヴィッド・コパフィールド』(以下、DC)のパロディーだとも考えられるということです。読み比べて、本当にパロディだと言えるかどうか検討するの面白そう。


ベッツィー・トロットウッドさん、いいですよね。私、個人的に大好きです。彼女が今後デイヴィッドの人生にどう関わってくるかご注目を。彼女もそうですが、ミコーバーさん、DCの個性的な人物たちの中でもかなりキャラが立っています。時々「しゃべり過ぎ!」な気もしますが…。