2012年12月12日のゼミ日誌

今回の日誌当番は八塚くんです。


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〈今回の授業内容〉
前回に引き続き、『David Copperfield』の登場人物について、一人一人が担当の人物について発表をしました。担当者が発表する人物の人物像とDavidとのかかわりを発表した後は、聴講者が質問や意見・感想などを述べました。


今回の発表者と担当は以下の通り。
・森下さんがMr. Micawberについて。
・藤澤さんがLittle Em’lyについて。
・敷島さんがJames Steerforthについて。
・曽根さんがUriah Heepについて。


〈今回の感想〉
今回の授業では、4人の発表を聴きましたが、どれも非常に面白く・興味深い話でした。


森下さんのMr. Micawberの発表の際には彼を描いた挿絵を先生の資料で拝見しましたが、絵柄が洗練されすぎていて、これは何か違うなぁと思いました。森下さんが映像によって髪の毛のある無しが違うという話もしており、Mr. Micawberは人によって外見のイメージに違いがありそうだなと思いました。逆に、先生のミコバリズムの話を聴いて、外見のイメージよりも楽天的なキャラクターこそがMr. Micawberの魅力なのだろうなと改めて感じました。


藤澤さんの発表では、Em’lyの瞳の色と海の関連性について、Em’lyの変遷とともに変化する瞳の描写についての発表が印象に残りました。きらきらと輝く瞳が太陽と結び付き、Steerforthとの関係では嵐で海が荒れ、落ち着きを取り戻してからは穏やかな海に戻るというイメージはまさにぴったりの表現で、的を射ている考察だなぁと感心していました。その後は、ハムがかわいそうだという話題になりましたが、これは彼についての読者の共通認識なのかなぁと感じました。


敷島さんのSteerforthの発表は前後のEm`lyやUriahの発表と内容的に重なるところがあり、それが面白かったです。SteerforthとUriahは悪役同士ということで共通点がありながらも、その容姿や敷島さんの挙げた「誰にでも好かれそう」という点は対照的であるところが興味深いなと思いました。


また、最後の曽根さんの発表で、Uriah Heepというバンドがあって、その曲が意外とイケているという話が一番面白かったです。バンド名的に悪役とか卑怯者っぽいのにロックを演奏しているという点が非常に面白い話だなと感じ、思わず笑ってしまいました。


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前回に続き興味深いコメント目白押しで楽しい授業でしたね。八塚くんの言う通り、Uriah Heepというバンドの話は面白かったですね。バンドメンバーの方々に詳しい話を聞きたいものです。