2013年5月8日のゼミ日誌(第2期)

今回の日誌当番は菅野さんです。


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授業は4回目ということで、今回もまた、『高慢と偏見』の内容を着々と順調に進めていきました。べネット氏がビングリー氏に挨拶に行ったことをなかなか言わず、べネット夫人がイライラしているというシーンから始まります。


P6の7行目に、“Don't keep coughing so, Kitty, for heaven's sake! You tear them to pieces.”と、べネット夫人が言っているのを見て、何回神経のことを繰り返すんだろうとあつかましく思いました。それに、べネット氏も挨拶に行ったことをP7の18行目でようやくほのめかしましたが、なんて遠回しで面倒くさい人なんだろうと思いました。今までの授業を通して見ても、べネット氏は自分の言った言葉で、べネット夫人が喜怒哀楽しているその反応を見て楽しんでいるいじわるな人なんだと思いました。それでも、べネット夫人は単純なので、ある意味幸せ者だし、べネット夫妻はお似合いだと思いました。P8では、17行目のべネット夫人の台詞に、“Lydia, my love, ….”とあります。前回の授業ではべネット氏はリジーが一番お気に入りということが書かれていましたが、べネット夫人の一番のお気に入りはリディアだということがわかって、二人とも自分に似ている子が一番かわいいんだなと思いました。


なぜ似ていると思ったかというと、リジーとべネット氏についてはP4の5・22行目にそれぞれ「quickness」と「quick parts」と書いてあるように頭が良いという点で共通しているし、逆にべネット夫人とリディアについては、P3の2行目からとP8の20行目の会話文を見て二人とも誉められたりのせられたりするとすぐに調子に乗る、単純であまり賢いとは言えない部分が共通しているなと思ったからです。


このように、これからも色々な細かい表現の仕方などにも注目して、その登場人物の性格や価値観などを理解していきながら、ストーリーを楽しんでいきたいと思います。


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ベネット夫人、子供っぽくて面倒くさい人なのですが、ベネット氏が夫というのもイライラしそうですね。そんな2人は、菅野さんの言う通り、確かにお似合いなのかも。