2013年5月15日のゼミ日誌(第2期)

今回の日誌当番は土居さんです。


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今日はビングリー氏がベネット家に返礼のあいさつに来たところから始まりました。今回の場面では舞踏会が開かれ、ダーシー氏が初めて登場し、ビングリー氏との掛け合いがメインだと思います。


文法的なことに関しては、P11の7行目の“His sistars were fire women”のfineの意味が現在の「元気な」という意味とは違って、昔は「きれいな」という今よりも重い意味で使われていたということを初めて知りました。


内容に関しては、ダーシー氏とビングリー氏の性格の違いが顕著に表れていたと思います。どちらも美男子ではありますが、ビングリー氏はとても気さくで礼儀もあり雰囲気も読める紳士、ダーシー氏は人を見下す高慢な男。特にダーシー氏がエリザベスと目を合わせて目をそらした後、エリザベスにも聞こえるような声でエリザベスのことを一緒に踊りたいほどの女性じゃないと言う場面はとてもひどいと思いました。ストーリーでは男が少なかったからエリザベスは一人で休んでいたと書かれてありましたが、ダーシー氏がそこで休んでいたということもエリザベスを一人ぼっちにさせた原因だと考えられます。
のちのちダーシー氏はいい人と書かれますが、先生も言っていた通りこのことをふまえると本当にいい人か?という疑問が生まれます。
またこれだけ侮辱されておいてダーシー氏を好きになるエリザベスも少し信じられません。やはり昔も今も女性はギャップに弱いのは同じなのでしょうか?


また英文の中にオースティンの考えが含まれている部分が二ヶ所ありました。
まず一つ目はP11の8行目で、“His brother-in-law,Mr.Hurst,merely looked the gentleman"という所で紳士のように見えるという表現にしたことにより、本当は紳士ではないという皮肉が込められています。
二つ目にP11の14行目、“The gentle-man pronounced him to be a fine figure of a man,"の所で、訳は「彼のことをいい男なんだと言った」となりますが、男性と女性の評価は違うということをこの表現に込めたのだと思いました。


また今回の授業では様々な人物がたくさん登場してきて、それぞれの個性や性格が表れてくるようになりました。一つ一つの行動もこれからのストーリーを読み進めていく上で重要となってくると思うのでしっかり頭に入れて深く読み込んで行きたいと思います。


あと萌美ちゃんおみやげありがとう!
おいしかったです!


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授業でも言いましたが、この場面でのダーシーさんは感じが悪すぎるような。その分ビングリーさんの人の良さが引き立つわけですが…。


加藤さんのお土産、美味しかったですね。ごちそうさま!