10月9日のゼミブログ(第2期)

今回の日誌当番は菅野さんです。

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今日もまた、授業は3回目ということで、前回に引き続き『デイヴィッド・コパフィールド』について内容を進めていきました。

今回は、第三章の「I HAVE A CHANGE」から始めました。これは、デイヴィッドがペゴティ家を訪れるという場面です。ここでは、年上であるペゴティ家の人たちがまだ幼いデイヴィッドに対して「Mas'r」と言っているのですが、これはマスターと読み、それだけデイヴィッドが裕福な階級であるということがわかります。

それから少し進んでP30では、デイヴィッドとエミリーが浜辺で会話をしていて、柵のない危険な桟橋を走っているエミリーに対するデイヴィッドの気持ちとして「-for she was walking much…,and I was afraid of her falling over」とあるのですが、これは後にスティアフォースと駆け落ちをしてしまうという、エミリーの悲惨な人生の前兆のようなものをほのめかしていると学びました。そしてP31では、デイヴィッドがエミリーに対して「I told Em'ly I adored…of killing myself with a sword(僕のことを好きと言ってくれないなら自殺しちゃうからね)」と言っているのですが、「adore」は普通、子供が使うような単語ではなく、それを使っているデイヴィッドはかなりませていることが読み取れるということでした。

[感想]上記にも書いているのですが、「僕のことを好きと言ってくれなきゃ自殺する」というデイヴィッドの台詞は、今回の授業の中で最も印象に残りました。あんな幼い子が、一体どこでそんな台詞を覚えたのか不思議でしょうがなく、同時に、自分にもし子供ができたらこんなませた子にはなってほしくないと思いました(笑)

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「僕のことを好きと言ってくれなきゃ自殺する」なんてセリフは可愛いと言えば可愛いかもしれないけど、自分の子供が言っていたら、びくっとしそうですね。エミリーはこの場面ではまだ幼いのですが、その後、彼女やその周囲の人々が経験することを考えると、複雑な心境になります。