1月9日のゼミ日誌(第1期)

今回の日誌当番は井上さんです。

=====ここから=====

今回から卒業研究の発表で、第一回目は、次の三組の発表がありました。

①「18〜20世紀のイギリス児童文学における原作と映画版の比較」森下亜梨沙さん、豊田真由さん

18〜20世紀のイギリスの社会問題と児童文学の説明のあと、
不思議の国のアリス』、『ピーター・パン』、『ロビンソン・クルーソー』の三作品の原作と映画版の比較についての発表をされました。

②「ワーズワスと子供」山下優さん

ワーズワスの紹介と子供の定義についての説明のあと、ワーズワスの詩を引用しながらロマン派の子供観、フランス革命の影響と「逆転の原理」についての研究内容を発表をされました。最後にワーズワスが子供へ期待していることについて「子供時代にしかない『無垢』な心で、子供にしかできない体験をしてほしい」として、子供時代の重要性について述べられました。

③「『クリスマス・キャロル』におけるスクルージの改心と、作品にこめられたデイケンズの想いとは」曽根春菜さん

まず、当時の社会的背景として、「飢餓の40年代」、安息日厳守主義への批判、ディケンズのクリスマス哲学の三点についてjの説明、次に、なぜ過去・現在・未来の幽霊を登場させたかの理由、その次に、すくルージはクリスマスが終わると元に戻るのか、という分析をされ、最後に『クリスマス・キャロル』の魅力について語られました。「クリスマスは心から大切にするもので、その気持ちを一年中持ち続ける」ということが、ディケンズの重要な主張だと締めくくられました。

感想

今回の三組の発表は、それぞれ児童文学、子供、子供時代の思い出と子供がテーマとなっていました。私自身のテーマも同じように子供を扱っているので強い関心を持って聞きました。卒業研究は、大学生活の集大成と言えると思います。今日の授業はその発表ということで、いつもとは違う緊張した雰囲気が漂っていたと感じました。みなさんの発表と、先生のコメントや質問されたことなどを参考にして、私も原稿のブラッシュアップに取り組みたいと思いました。

=====ここまで=====

きついこともいろいろ言ってしまいましたが、これもさらにブラッシュアップできるはずという気持ちからです。もうひと踏ん張り!