4月23日のゼミ日誌(第3期)

今回の日誌当番は今井さんです。

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今回は第二章を中心に取り組みました。担当は阿部さんです。

第二章ではベネット氏がビングリー氏のところに行ってくれないということで、母親のベネット夫人がずっとイライラしていたが、結局ベネット氏は早いうちにビングリー氏を訪問していて、それをベネット夫人に最後に伝え、それを聞かされたベネット夫人がコロッと態度が変わるところが面白い場面だと感じました。娘たちを結婚させることが人生の目的のベネット夫人は、誰よりも早くビングリー氏のところへ挨拶にしに行かなくては、と思っていました。しかし、夫の行動力の無さに呆れてしまいます。でも、本当はビングリー氏のところへ早いうちに訪問していました。それを最後までベネット夫人に伝えず、また、その伝え方もすごい遠回しなのがベネット氏の特徴です。

私たち読者にとっては、ベネット氏はビングリー氏のところへ訪問しているのでリジーに対しての「その帽子を気に入ってくれるといいね」という言葉はつじつまが合います。それに対し訪問したことを知らない妻の「ビングリーさんの好みなんて、わかりゃしません、お付き合いはしないんですから」という言葉もつじつまが合います。この二人の言葉を第三者(読者)として見ると、とても面白い場面だと思いました。

ベネット氏がビングリー氏のところへ訪問したこと伝えるに、If I had known as much this morning, I certainly would not have called on him. It is very unlucky; but as I have actually paid the visit, we cannot escape the acquaintance now. という伝え方をしています。仮定法を用いている時点で、彼が遠回しで伝えているのがわかります。その言葉を聞いたあと、妻の態度が一変にして変わります。ベネット氏のことを褒めて褒めたたえています。どれほど嬉しかったのかが、こちらにも伝わりました。夫のことを褒めた後、娘たちに対し、父親の御恩にどうやって応えるのか、私にも感謝を。などを娘たちに言います。これからのベネット夫人の頑張りや、行動に期待したいです。

第三章ではビングリー氏の友人として出てくるダーシー氏に注目したいです。

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ベネット夫人、あんまり頑張りすぎない方がいいような気がしないでもないですが、面白い人物ですね。こういう人がお母さんというのはちょっと…というコメントもありました。