5月14日のゼミ日誌(第3期)

今回の日誌当番は上岡さんです。

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今回は第4章を中心に取り組みました。

第4章では、長女のジェインと妹のエリザベスの2人が舞踏会について話します。”He just what a young man ought to be, sensible, good-humoured, lively; and I never saw such happy manners!”というジェインの台詞からは、ジェインもビングリー氏に好印象を持っていることが分かります。他人の欠点を見ずに誰でも好きになってしまうジェインの性格をエリザベスはよく知っていたが、ビングリー氏なら好きになってもいいと許可します。ジェインはビングリー姉妹について良い人達だったと話したが、エリザベスはそうは思いません。お高くとまった態度は、感じの良いものとは思えなかったのです。

ここでは、鋭い観察眼を持つエリザベスと、人を疑った事のない純粋さを持つジェインの性格の違いがポイントになっていると思います。先生が、エリザベスとジェインのどちらと仲良くなりたいかお聞きになっていましたが、私は温厚な性格のジェインと友達になりたいと思いました。

ビングリー氏は、メリトンの舞踏会のことを楽しそうに話し、とくにジェインについてとても気に入っています。ところがダーシー氏は楽しいことはひとつもなかったと話し、ジェインについてケチをつけます。この会話に、ふたりの性格の違いがはっきりと表れています。

He was at the same time hanghty, reserved, and fantidious, and his manners, though well-bred, were not inviting.
これは気位が高く、無口で、気難しく、あまり人にいい感じを与えないダーシー氏の性格についてです。ビングリー氏とダーシー氏は、性格は正反対ですが固い友情で結ばれています。どこへ行ってもみんなに好かれるビングリー氏と、いつも不快な感じを与えるダーシー氏の全く正反対なふたりが、仲がいいことを不思議に思いましたが、正反対だからこそ友人でいられるとも言えます。

ビングリー姉妹も、ジェインをいいお嬢さんだとさかんに褒め、ビングリーは身内の力強い推薦を得ました。朗らかで気さくなビングリーと、ジェインはとてもお似合いの2人だと思います。今後の2人の関係が楽しみです。

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上岡さんが書いている通り、ジェインとエリザベス、ビングリー氏とダーシー氏、それぞれ仲良しなのだけど、性格は正反対というのが印象的でしたね。これからのそれぞれの恋愛関係がどう進展していくのか、しっかり読んでいきましょう。