6月4日のゼミ日誌(第3期)

今回の日誌当番は徳石さんです。

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今回は、第6章の続きから入りました。担当は、小西さんと私です。

第6章では、ダーシー氏のエリザベスに対する気持ちがガラッと変わったことに重点を置いています。

And taking her hand, he would have given it to Mr.Darcy, who, though extremely surprised, was not unwilling to receiveit, when she instantly drew back, and said … 以前は踊ろうともしなかったダーシー氏が、エリザベスにダンスのお誘いをしています。ここでのitは、エリザベスの手を表しています。

Mr.Darcy with grave propriety requested to be allowed the honour of her hand; but in vain. エリザベスに断られながらも、ここでダーシー氏はもう一度彼女の手を取ろうとしますが、エリザベスは拒否します。ダーシー氏はこれに腹を立てることもなく、むしろ彼女に対して気持ちのいい満足感を覚えます。

ひとり思いにふけっているダーシー氏のもとに、ミス・ビングリーがやってきて皮肉とからかいの言葉をかけても、ダーシー氏は表情一つ変えませんでした。これからのダーシー氏の動きが気になります。

第7章の内容にも少し入りました。ここでは財産の問題に少し触れました。

MR.BENNET's property consisted〜supply the deficiency of his. Her father had been〜her four thousand pounds.ここでベネット氏の財産が、男子にしか相続権がないことや、夫に先立たれた場合のベネット夫人の財産は十分でないことが書かれています。これらのことから、ベネット夫人は娘たちの結婚に躍起になっていることが伺えました。

この頃ナポレオン戦争の関係で、国民軍が来ていたので、キティーとリディアが将校たちに夢中になっていました。このことでベネット夫妻が言い争っているところに、ミス・ビングリーからジェインに食事の招待の手紙が届いた、というところで今日の授業は終わりました。ここからのジェインたちの動きに注目していきたいです。

第6章でダーシー氏をからかうミス・ビングリーは、ダーシー氏のことが好きだったのでは、と先生がおっしゃっていたのを聞いて、なるほどな、嫉妬なのかな、と思って面白く感じました。第7章での財産の問題では、娘が5人もいるベネット家は大変だなと思いました。

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ミス・ビングリーは、何とかダーシー夫人の座を!と狙っていたと思うのですよ。それにしても、エリザベスのことが好きになり始めたので、取りあえずエリザベスのことを知るために彼女が他の人と話をしているのに耳を傾けるダーシーは可愛いのか、場合によっては、ちょっと怪しく見えそうですね。