6月13日のゼミ日誌(第3期)

今回の日誌当番は信清さんです。

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今回は第8章の終わりから第9章に入りました。
担当は檜垣さんと船井さんです。

今回はエリザエスに対するダーシーの気持ちとベネット夫人の品の無さに重点が置かれていました。

I think she will. She is now about Miss Elizabeth Bennet's height, or rather taller. の台詞から、妹の身長を伝えるのに自然とエリザベスを比較対象にしています。
また、"All this she must possess," added Darcy, "and to all this she must yet add somethng more substantial, in the improvement of her mind by extensive reading."
と、教養のある女性で1番大事なことは本をたくさん読んで、精神を鍛えて、しっかりしたものを身につけることです。とエリザベスのことを言っているかのようにも思えます。この2つの文章からも、いかにダーシーがエリザベスに夢中になっているかが伺えます。
ダーシーは不器用ではありますが、割とストレートに気持ちを表現していると思います。

第9章ではif it was not for such good friends〜 I do not know a place in the country that is equal to Netherfield.の台詞から、ベネット夫人はジェインの容体が快方へ向かっているにも関わらずネザーフィールドから離れては困る(ジェインとビングリー氏の結婚が遠のく)との理由で彼女をまだ居させようとし、彼女の育ちの良さをこれでもかとアピールする。さらにベネット夫人はネザーフィールドほどのでがい屋敷は見たことがないと大袈裟すぎるほどにビングリー氏を褒める。ここでは、ジェインがこんな容体にも関わらず、常に結婚のことしか頭になく品のないベネット夫人の強引な性格が読み取れると思います。
娘の幸せを願うベネット夫人の気持ちも少しはわかりますが、率直にこんな母親だったら嫌だな〜と感じました。また、これに対してエリザベスがベネット夫人のことを恥ずかしく思うのも理解できます。


文法に関しては、難しい単語への置き換えに注目しました。
what is usually met with のmet (meet)は、ここでは満たすという意味がありfulfillと同じ意味になります。また、そのすぐ下にあるshe must possess a certain something のpossess は持っているhaveの意味があり、わざわざ難しい単語が使われています。これらの単語の意味をたくさん知っているかいないがで、TOEICなどでも点数が変わってくるのだろうな〜と思いました。

今回の授業は、リディアが待ち兼ねた様子でビンクリー氏に舞踏会のことを尋ね始めたというところで終わりました。観察力の鋭いはずのエリザベスがダーシーのことになると鈍感になってしまうあたりがとても歯がゆく感じ、これからのエリザベスの気持ちの変化が楽しみです!

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エリザベスがダーシーの気持ちの変化に気付かないのは、ダーシーの第一印象が強かったのか、実はエリザベスも彼のことを憎からず思っているからなのか。ちょっと鈍感なところもあるのがエリザベスの可愛いところなのでしょうね。