11月6日のゼミ日誌(第2期)

今回の日誌当番は藤本さんです。

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今日のゼミは第三回卒業研究進捗状況報告会のつづきから入りました。
前回より、更に修正などが加えられ、よりまとまっていて興味深い研究テーマばかりでした。

そして今日からNLMG発表②がはじまりました。本日は大井さんと加藤さんです。

大井さんのテーマは「登場人物の行動分析」です。男女の友達づきあいの違いなどを中心にまとめていました。ルースとキャシーはケンカしたりひっついたり、本当に奇妙な関係に見えますが、現代の女の子同士の関係性にも当てはまる点が多いと思いました。あげていた比較の表をみて、あるある〜!と思いながら聞いていた人も多いのではないでしょうか。(私はとても共感しながら聞いていました^^)
どうしてルースはキャシーが悩んでいる時に賛同してあげなかったの?という話もあがりました。
キャシーは一見大人しめでいつもルースに巻き込まれるイメージがあるけど、賢くて周りも見れるキャシーはやはりルースにとってはいちばん近くて、大切だけどいちばん自尊心を脅かす存在だったのかなとおもいます。

加藤さんのテーマは「NLMGに見られる水を用いた表現」です。
わたしの卒業研究にも関わってくるテーマで、同じシーンを分析していたので興味深く聞けました。
画廊の青い絵、座礁船、元プール跡地の広場、トミーの喜びの表現を挙げ、一つ一つの解釈をまじえて発表してくれました。私は水を母性のイメージとして捉えて研究していますが、水=生命力の源のように、水を生命の循環のメタファーとして捉えているのが面白かったです。
またJudy Bridgewaterという名前が水に関するという意見も面白かったです。Bridge=橋渡し、二つのものの結合の象徴という点で、キャシーとカセットテープの再会、トミーとキャシーの関係も表しているのでは、ということでした。
改めて作者の意図と工夫が感じられる発表でした。

また全体を通して先生から形式や定義についての詳しい書き方や表記の仕方を教えて頂いたので、それをヒントにどんどん書き進めていきたいとおもいます^^
次回は発表の続きです。皆の発表を楽しみにしつつ、私もがんばりたいとおもいます!

===ここまで===

ルースとキャシーに見られる、いかにも女の子っぽい友達関係、男性はどう観るのでしょうね? 女子のみのゼミだからこそ話が弾む話題なのかもしれませんが。加藤さんの水のテーマは今回の発表とレポートで一応完了ということになりますが、藤本さんは卒研でそれをその他の要素と絡めつつどう扱うのか、進捗状況報告会である程度聞いてはいますが、楽しみにしています。