1月28日のゼミ日誌(第3期)

今回の日誌当番は宇都宮さんです。

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今日は3回生としては最後のゼミでした。初めに、卒業研究に関する話がありました。春休み中にタイトルや概要などだいたいのプランを提出ということで、いよいよ本格的に始動するんだなと実感しました。以前、4回生の卒業研究の発表を聞かせてもらいましたが、どの先輩も素晴らしい完成度で自分もあんな研究ができるのか今から心配です。でも、卒業研究は大学生活の集大成とも言えるものなのでしっかり計画を立てて満足のいく仕上がりにしたいと思います。

残りの時間は、日本語版『ピグマリオン』の続きを見ました。一番の見所であるイライザ役の石原さとみの舞踏会でのドレス姿は本当に美しくて綺麗でした。衝撃的だったのはネポマックの顔で、まるでお笑い芸人かのようなメイクがされていてとても面白かったです。舞踏会も無事終わり、ヒギンズ邸に戻った深夜の場面は、これまで見てきた中で最も印象深かった気がします。ヒギンズ教授とピカリング大佐がイライザの気持ちを考えずどれだけ勝手な発言をしていたのか。そしてその言葉を聞いたイライザはどんな気持ちになったのか。日本語版ということもあってかどの言葉もストレートに伝わってきて、よりイライザの心情が理解できました。ヒギンズ教授の発言を聞きながら「本当に女心が分かってないな」と思って見ていました。それに比べてフレディは一途で可愛らしさもあり、もし日本語版の『ピグマリオン』だけを見ていたとしたら、きっとイライザはヒギンズ教授と結ばれるよりもフレディと結ばれたほうが絶対に幸せだと感じていたと思います。

3回生のゼミでは前期に『高慢と偏見』、後期に『ピグマリオン』を題材としてイギリスについて学んできました。私はこの1年間結婚観や恋愛感をテーマに考察してきましたが、どの時代のどの国においてもやはり恋愛って素敵なものだなと実感しました。

一年間ありがとうございました!次に会うときはみんな4回生、、、。
4月からもよろしくお願いします!

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毎年思うことですが、一年があっという間に過ぎてしまいました。大学生活の最後の年を充実したものにしましょうね。

ピグマリオン』で卒業研究を考えている人もいるようですが、そうでない人も、時々読み直したり、見返したりしてみてください。その時々に、新たな気づきを得られることでしょう。