2016年11月9日のゼミ日誌

今回の日誌当番は藤井さんです。

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こんにちは!
今回のゼミは、『PRIDE AND PREJUDICE』で各一人ひとりが担当したところの発表が終わったので、コリン・ファースがダーシー役として出演しているBBC制作の映画を見ました。私たちは『PRIDE AND PREJUDICE』を読むにあたって、ちくま文庫の『高慢と偏見』を読んでいました。一番に感動したことは、映画中のセリフのほとんどが『高慢と偏見』のセリフ通りで構成されていたことです。別の参考資料として、キーラ・ナイトレイマシュー・マクファディン主演の『プライドと偏見』も見ましたがアレンジされている部分もあり、個人的にはあまりしっくりきていなかったので、とてもよかったです!

その他映画を見て気付いたことを紹介します。ゼミの中で当時女性の一人歩きは嫌われていました。そのため良家の子女は馬車を使うのが普通だと矢次先生から教えていただきました。それは当時の女性の服装も関係していて、ジェインがビングリー姉妹に食事会に誘われ赴きますが、そこで風邪をひき、ジェインを心配したエリザベスは歩いてネザーフィールド屋敷まで向かいます。ネザーフィールド屋敷に着いた時エリザベスのドレスは泥だらけに汚れていました。この場面から馬車を使う理由が表れているのかなと思いました。
さらに、私はビングリー姉妹の態度にも注目しました。特にミス・ビングリーです。彼女の失礼な態度は目に余るほどで、あれほど大っぴらに感情を表に出すのかと感じました。本を読んで私が想像していたのと、実際に表現されるのとではまた違い、オーバーなほどのリアクションに、当時の金持ちの女性はミス・ビングリーのような高慢な態度をとっていたのかと考えると、傍にいるものとしては耐え難いものがあるように感じました。
また、この映画には原作にはないダーシーの入浴シーンがありました。当時の男性は、すべて召使に任せ当の本人はされるがままの状態でした。私の意見としては、お風呂くらい一人でできるし、リラックスの時間なのに、と思いましたがこれが現代との違いであると思います。

そして、11月9日のゼミ終了後、矢次先生と矢次ゼミ4期生のみんなでゼミ飲みを開催しました。イタリアンのオシャレなお店で、コースのご飯も非常においしく、打ち解けたみんなとの会話も弾み、とても楽しい時間でした。それまでのおいしい料理でお腹は膨れていたものの、コースの〆として出てきた、しらすのパスタは満腹であることに関係なく箸が進むほどおいしかったです。お酒も入り、気兼ねなく将来の話や、交友関係、恋愛の話もすることができ、良い関係をみんなで築けているなと感じ、うれしく思いました。これから、もっと英文学に触れ考察し話し合う場面もありますし、卒論に追い込まれることもあると思いますが、このメンバーなら乗り越えていけると思います!この時間がとても楽しかったのかマーライオンになった人もいましたが、それも第一回目の飲み会の濃い思い出となると思います!今よりもっとより良い関係を築いていけるようにまた飲み会を開催しましょう。幹事をしてくれた三河さんありがとうございました。次回は4期生全員が参加してもっと楽しい時間になればいいなと思います。

===ここまで===

BBCのヴァージョンは、ミスター・ダーシーと言えばコリン・ファースと思っている人が今でもいるほど、人気がありますね。キーラ・ナイトレイが主演している映画と比較すると制作された年代のPride and Prejudice観が垣間見られて面白いかも。飲み会も楽しかったですね。三河さん、アレンジしてくれて本当にありがとうございました。