【第5期】2017年4月19日のゼミ日誌

今回の日誌当番は羽藤さんです。

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今回から、自分たちが作ってきたレジュメを使って考察していきました。

まずは第2章からで担当は石田さんでした。ベネット氏が妻や娘たちに知らせず、ビングリー氏のところにいち早く訪問していた、という場面でした。“I am sorry to hear that; but why did not you tell me so before? If I had know as much this morning, I certainly would not have called on him.” という台詞には仮定法過去が使われており、“I visited him.” と言えばいいところで回りくどい言い方をしており、ベネット氏の皮肉屋でユーモアのある性格が表れていました。ベネット夫人は喜怒哀楽が激しい人物で、夫が訪問したことを告げるまでは娘に対しても怒りを向けていたが、訪問したことを聞き、The astonishment of the ladies was just what he wished; that of Mrs. Bennet perhaps surpassing the rest; though when the first tumult of joy was over, she began to declare that it was what she had expected all the while. という場面で喜びが溢れ出ていることが描かれていました。

次に第3章は私の担当で、ビングリー氏が返礼のあいさつに来たところから始まり、舞踏会の様子が描かれています。物語の重要人物である、ダーシー氏が登場します。美男子で大富豪だと注目を集めたが、彼の高慢な態度により嫌なやつだと思われる存在になります。特に “She is tolerable; but not handsome enough to tempt me; and I am in no humour at present to give cosequence to young ladies who are slighted by other man.” というエリザベスを見た場面での発言はとてもひどく、自負しているのが表れていました。心の中では傷付いていながらも、これをエリザベスは家族や友達に面白おかしく話すので私は好感を持ちました。

エリザベスのヒロインらしさをこれからも考察しながら読み進めていきたいと思います。

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Pride and Prejudiceのヒロインとして相応しいのが、ジェインでもリディアでもなくて、どうしてエリザベスなのか? この点を念頭に置くことによって、この小説の面白さとは何か、どうして人気があるのか、それらについて同時に考えることになりそうですね。