【第5期】2017年4月26日のゼミ日誌

今回の日誌当番は前田くんです。

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今回も引き続き、自分たちが作ってきたレジュメを使い考察を進めていきました。

前回は私の担当の途中で授業がが終了したため、私の席から始まりました。私が担当したところは、ジェインやエリザベス、ベネット夫人の会話を通して、重要人物であるビングリー氏やビングリー姉妹、ダーシー氏がどのような人物であるかを表している場面でした。
特に、ジェインとエリザベスの観察眼の違いが明確に表されており、ビングリー姉妹の本性がエリザベスの目線で顕著に表されていたのが印象的でした。
そしてさらに印象に残ったのが、オースティンらしい皮肉が盛りだくさんの表現方法でした。例えば “they were in fact fine ladies; not deficient in good humor when they were pleased, nor in the power of being agreeable where they chose it: but proud and conceited”
など遠回しかつ嫌みたらしく描かれてました。

続く第5章は、矢次先生が解説して下さいました。この章では先日の舞踏会について、ベネット家の女性達とお隣のルーカス家の娘たちが会話している場面でした。そしてダーシー氏の話になると大抵の人はダーシー氏を高慢で無礼な人だと評しますが、ルーカス家の長女、シャーロットは「ダーシー氏には高慢になる権利がある」と言いました。しかし私はエリザベスが遠回しに言ったように、その高慢さが人を傷つけるのであれば、ダーシー氏の態度は改めなければならないのではないかと感じました。

今回の授業では、人の性格を表す単語が多くて出てきたように思います。それほどに「高慢と偏見」の登場人物はそれぞれ違った個性を持ち、物語を盛り上げているのだろうと感じました。
以前矢次先生が私に、ベネット家の姉妹の中で誰が1番お気に入りかと聞かれました。男性である私は優しくて自分の良いところを見てくれるジェインと答えましたが、他のゼミ仲間の女の子は、観察眼が鋭くてはっきりと物を言うエリザベスと答えました。ここまで顕著に違いが現れるのは面白く思うとともに、これほどに違うジェインとエリザベスの性格これからの物語にどう影響してくるのか、とても楽しみに思いました。

===ここまで===

そうなんです。私が知る限りで、男性に一番人気なのはジェイン! 女性であっても、疲れているときはジェインのような人と話す方が癒されそうな気はしますね。