【第5期】2017年10月4日のゼミ日誌

今回の日誌当番は、羽藤さんです。

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先週に引き続き、映画『ジェイン・エア』を見ました。

私は文学の授業で違う年代の作品を見たことがあったので、比較しながら見ることができました。

やはり印象的であるのは、始まりのシーンです。ジェインがロチェスターのそばを離れて荒野を走っているところから始まるので、このシーンは何だろう?と作品に見入ってしまいました。
私が印象に残っているのは、

“if God had gifted me with some beauty and much wealth, I should have made it as hard for you to leave me, as it is now for me to leave you.”というセリフです。
これはロチェスター氏に妻がいることが発覚し、ジェインがロチェスター氏のもとを離れようとする場面です。ロチェスター氏はジェインが自分のもとを離れるなんて思えず、なぜ泣いて訴えないのだと言います。その時のジェインのセリフです。

物語を読んだ時に、すごく強気なセリフだと思ってずっと記憶に残っています。

また、今回見た『ジェイン・エア』は映画ということもあり、すごく内容が分かりやすかったです。二人の愛が伝わりやすくなっていたと思いました。
最後の感想で、石田さんが述べていたように、本で書かれていることがけっこう省かれていたので、登場人物たちの色んな行動や性格を細かく見ることはできなかったけれど、今後の授業で見ていけたらいいなと思いました。

作者であるシャーロット・ブロンテとこの作品は類似する部分があるので、当時のイギリスにも触れながら物語を読んでいきたいです。

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羽藤さんが以前に観たのは、1996年に制作されたシャルロット・ゲンズブール主演の『ジェイン・エア』ですね。それぞれの映画がどのような視点から制作されたかを原作と比較するのも面白いと思います。この点にも注意を払いながら、理解を深めていきましょう。