【第5期】2018年4月12日、19日、26日のゼミ日誌

私が指示し忘れていたので、この3日間の日誌を石田さんがまとめて書いてくれました。

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4月12日、19日、26日分の日誌です。

12日、19日に卒業研究の構想発表を行いました。発表時のタイトルはそれぞれ以下のようになっています。

高慢と偏見』における階級に対する意識(羽藤)
クリスマス・キャロル』から見るイギリスのクリスマス(矢原)
ジェイン・エア』の歴史的背景から見る主人公の人生と結婚について(村上)
ジェイン・エア』における階級と女性の活躍について(松浦)
Bleak HouseにおけるEstherの家政(横井)
ジェイン・エア』原作と映像作品にみられる価値観と表現(前田)
アガサ・クリスティーと愛の小説シリーズの登場人物たちの人生観(石田)

皆それぞれ印象的な研究テーマで、今後深めていったものを見るのが楽しみです。
全体的な反省点として、キーワードが絞れていなかった点がありました。研究を一貫するキーワードを見つけて、今後はそれに沿って作品を深く読み直していく作業をしていきます。研究において大切なこととして、一貫性が重要なこと、本論でキーワードを繰り返すこと、あまり歴史的な背景について掘り下げすぎないことなど、勉強になりました。前期中に作品を熟読して、準備を進めていきたいと思います。

来週からは『日の名残り』を読み進めていきます。今回の授業で、作品が実際の時代背景を意識して描かれていることを再確認しました。『ジェイン・エア』の内容も思い出しながら、改めて「過去を振り返る」というテーマは興味深いなと思いました。また、スティーブンスが自分の人生を肯定したのか、否定したのか、読み手によって様々な解釈ができるのも面白いなと思います。ぜひ皆の意見を聞いてみたいです!
時系列や時代背景なども考慮しながら、これから深く読み込んでいくのが楽しみです。

===ここまで===

卒業研究をこれからどう詰めていくか、就職活動とどう両立するか、今までとは違う意味でたいへんな、でも、(後から振り返ってみれば、きっと)充実した時期を第5期生も迎えました。できることからコツコツと。少しずつ、歩を進めていきましょう。