【第6期】2018年5月9日のゼミ日誌

今回の日誌当番は、巨島さんです。

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今回は第4章の途中から第6章の途中まで進めました。

場面は日野くんが担当だったエリザベスとジェインのビングリー家の話の続きからです。話はビングリーとダーシーの友情関係に発展します。"On the strength of Darcy's regard Bingley had the firmest reliance, and of his judgment the highest opinion." からダーシーのビングリーへの絶大な信頼を感じられ、ビングリーもダーシーの判断力の鋭さに高い評価をしており、固い友情で結ばれていることが判明しました。

次に、浜崎さん担当のルーカス家の娘たちがロングボーンへやってきた場面です。さっそく話は昨日の舞踏会の話になり、後に話題はダーシーのことに移ります。ベネット夫人がダーシーの高慢さを非難する中シャーロットが "One cannot wonder that so very fine a young man, with family, fortune, everything in his favour, should think highly of himself. If I may so express it, he has a right to be proud." と一言。このセリフからシャーロットは彼は美男子で、家柄もよく、大金持ちだから高慢になるのは当然だという割り切った考え方をしており、シャーロットのものの見方が分かりました。

名本さん担当のビングリー氏とジェインについて、エリザベスと親友のシャーロットが話している場面です。シャーロットは、ビングリー氏に好意を抱いていながらもそれを表に出さずに振る舞うジェインに対してもっと積極的に行動すべきだと言い、ジェインの成功を祈りながら自分の結婚観を語ります。"They always continue to grow sufficiently unlike afterwards to have their share of vexation; and it is better to know as little as possible of the defects of the person with whom you are to pass your life." から、またしてもジェインの割り切った考え方が読み取れます。シャーロットの意見に対して "you know it is not sound, and that you would never act in this way yourself" とエリザベスは言いますが、この意見の違いは一刻も早く結婚をしたいと望む27歳のシャーロットとまだ20歳のエリザベスの境遇の差によるものもあるのではないかと感じました。

今回はビングリーとダーシーの友情関係、シャーロットの結婚観など今後の展開において重要になる部分が多くありました。後の展開を知っているからこそより重要視して読むことが出来たと思います。

===ここまで===

後の展開を知らずに(どきどきしながら?)読む一読目と、後の展開を知って、伏線などを確認しながら、また、自分が特に関心のある点について重点的に読む二読目以降では、味わいが違いますね。