【第6期】2018年5月23日のゼミ日誌

今回の日誌当番は、白田さんです。

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5月23日のゼミでは、第6章から第7章途中までの内容を読んでいきました。
あらすじは以下の通りです。

ウィリアム氏主宰のパーティで好きでもないパーティに辟易していたダーシーのもとにウィリアム氏がやってきてダンスを勧められる。そこにエリザベスがやってきたのでダーシーに彼女と踊るよう促すが、エリザベスはダーシーの手を拒み、背を向け去っていく。ダーシーがエリザベスの事を考えていると、そこにビンゲリー嬢がやってきて話しかける。彼女はダーシーが、パーティーを耐え難い、自分勝手な人たちばかりだと考えているのだろうと聞くが、ダーシーはそれは全くのお門違い、美しい女性の一組の目が与える喜びについて考えているのだと答える。それが自分の事だと期待するビングリー嬢だが、エリザベスの事だと知る。彼女は結婚の祝福等先走った考えを口にするが、ダーシーは冷静だった。

その後ベネット家の資産についてや夫人の父や姉、弟について初めて書かれる。キャサリンとリディアがメリートンへ出かけ、民兵隊が駐留するということで情報を集め、ある朝二人の会話を聞いたベネット氏は二人をこの町一番の馬鹿者だと言う。リディアは全く気にせず、ベネット夫人は自分の子を馬鹿呼ばわりするなんて、と反論するがベネット氏は自分の子がお馬鹿ならよく知っておくべきだと答える。夫人は娘たちみんなとても賢いと反論するものの、私たちが同意できぬのはそこだけだ、と皮肉を言うベネット氏。二人の会話の中、ビングリー嬢からジェインへ食事の誘いの手紙がやってくる。ジェインは馬車で行きたがるが、ベネット夫人は馬で行くよう提案する。

今回の内容で印象的だった箇所は、

"Yes-but as if happens,they are all af them very clever.''''This is the only point,I flatter myself,on which we do not agree.I had hoped that our sentiments coincided in every particular, but I must so far differ from you as to think our two youngest daughters un-commonly foolish."

という部分で、「それはそれとして、うちの娘たちはみんなとても賢いのですよ」といったベネット夫人に対して、「うぬぼれかもしれないが、私たちが同意できないのはそこだけではないかな」といったベネット氏の会話ですが、まずビングリーが引っ越してきた時に挨拶に行く行かないという二人の会話があったにも関わらずここは同意できないといったベネット氏の言葉に違和感を感じ、この言葉は夫人に対してわざと言った皮肉では、と感じました。

今回は、これまであまり登場しなかったキャサリンとリディアがどういう性格の娘たちなのかということや、ベネット氏と娘たち以外の夫人の家族について、またビングリー嬢の性格についてこれまでより詳しく知ることができたと思います。

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家族の経済的な問題が突然出てくるのでびっくりする人もいるのですが、今後の展開を考えても大切な点ですよね。人物たちのキャラがどんどん明確になり、面白くなっていきますね。